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ギターでアドリブが出来ない!そんな方の間違った練習方法と正しい練習方法

2018/10/09

アドリブが出来ない!そんな方の間違った練習方法

 

 

どうもこんにちは、ミュージックアカデミーRootsギター科講師の中前です。

 

 

みなさんがギターを練習している目的はなんですか?

 

 

・好きなアーティストの曲を弾けるようになる為。

・友達とバンドを組むため

・ライブに出演するため

 

いろんな目標があると思います。

 

 

そんな中でも「アドリブ」が出来るようになりたい!

と考えている方はいらっしゃいませんか?

 

 

特になにも決めていないのにギターソロを弾けたり、急に決まっているソロを変えてその時々の気分で演奏できてしまったり。

 

 

カッコイイですよね。

 

 

私の受け持つ生徒さんの中でも「アドリブが出来るようになってセッションに参加してみたい!」という方も多くいらっしゃいます。

 

 

そんなかっこいいアドリブ

みなさんはどうやって練習していますか?

 

 

この記事をお読みのみなさんの中にこんな悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

 

「練習しているのになかなかできない・・・」

 

 

 

頑張って毎日練習しているのにうまくならない。

センスないし自分には無理なのかな・・・

 

 

こんなことを思っているそこのあなた!

あなたにセンスがない、というわけではありません!

ただ、練習方法が間違っているのかもしれません。

 

 

今回はアドリブの上達の妨げとなる「間違った練習方法」をご紹介していきたいと思います。

 

 

1.スケールを丸暗記している

2.音楽理論を勉強している

3.フレーズ集を練習している

4.アドリブが出来るようになる為に必要な練習

 ①曲をたくさんコピーをする
 ②音楽理論やスケールを覚える
 ③コピーして覚えたフレーズを別のキーでも使えるようにする

5.まとめ

 

 

スケールを丸暗記している

アドリブといえば!

スケールだ!

 

 

この方程式を思い浮かべる方が非常に多いです。

 

 

もちろん、アドリブを習得するうえでスケールというのはとても大事になってきます。

 

ペンタトニックスケールから始まり、

メジャースケール

マイナースケール

ドリアンスケール

リディアンスケール

ミクソリディアンスケール

などのチャーチモードと言われるスケール。

 

ハーモニックマイナースケールや

ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウ

などのなんか魔法の呪文のようなスケールまで

 

 

一生懸命覚えてくださる方がいらっしゃいます。

あなたはどこまで覚えましたか?

 

 

さて、スケールをこれだけたくさん覚えたんだからアドリブだって弾けるはずだよね♪

 

 

ですが現実は...

 

 

これだけたくさんのスケール、

難しい言葉のスケールを覚えたのにアドリブが出来ない

 

こんな方が非常に多いです。

 

 

なぜか?

 

 

スケールというのは、いわば「アルファベット」を覚えるようなものなんですね。

アルファベットを覚えたから英語が喋れるようになるでしょうか?

 

 

なりませんよね。

 

 

アルファベットを覚えることと、英語を話すことは別のものです。

 

 

英語を話すためには、文法や熟語などを覚えなくてはいけないですよね。

 

 

アドリブも同じで、スケールを覚えるだけでなく、そのスケールを使って

「どんなフレーズが弾けるのか」「どういう歌いまわしができるのか」

というところを練習しない限りアドリブを弾くことはできません。

 

 

音楽理論を勉強している

これもやっている方は多いのではないでしょうか?

 

 

楽器店で理論書を買って、ダイヤトニックコードやら度数、代理コード、などなど

難しい内容を頭に詰め込んでいる方はいらっしゃいませんか?

 

 

もちろん重要なことですし、知っているに越したことはありません。

 

ですがこれも、先のスケールと同じで、理論だけを知っていてもアドリブは弾けません。

 

 

フレーズ集を練習している

ブルースフレーズ集!

ロック定石フレーズ集!

ジャズリック100!

 

このようなタイトルの教則本や、インターネットサイトで短いフレーズを練習している方。

 

 

フレーズを覚えたのはいいけどいざとなったら覚えたフレーズが弾けない...

 

 

 

こんな声を生徒さんからもよく聞きます。

 

 

そうなんです。

短いフレーズ、リックだけ覚えても実際にどこで使うのか、ということが理解できていないと実戦でかっこよく使用することはできません。

 

 

 

アドリブが出来るようになる為に必要な練習

みなさんがやりがちな誤った練習方法を3つほどご紹介してみました?

 

 

ひとつでも当てはまっていたら要注意です!

 

 

さてここからはアドリブを効率よくマスターしていくために必要な練習と

練習していく順序をお話ししていきたいと思います。

 

 

①曲をたくさんコピーをする

これ非常に大事なことなんです!

 

スケールより、音楽理論より、フレーズ集を覚えるより、コピーをしてください!

 

 

なぜでしょうか?

 

 

まず曲をコピーをすることによってギターのテクニックが身につきます。

かっこいいフレーズを知っていても、実際にそれを弾くための技術を持っていなければ意味がありませんよね。

 

 

そして、アドリブを弾くためにはどういうフレーズを弾いたらいいのか?

ということを学ぶことが出来ます。

 

 

たとえば、ブルースセッションでアドリブを決めたい!

こういった目標を持っているとしましょう。

 

 

でもブルースを聴いたことがない、弾いたことがないひとがブルージーなソロを弾くことが出来るでしょうか?

 

 

恐らくできないでしょう。

 

 

まずはその弾きたいジャンルや曲のテイストを知ることが大事です。

 

 

 

ブルースにはブルースに合う歌いまわし、

メタルにはメタルらしい歌いまわしがあります。

 

 

それをまずはコピーで身につけましょう。

 

 

②音楽理論やスケールを覚える

たくさん曲をコピーして、ここでようやく音楽理論とスケールを覚える準備が出来たと言えるでしょう。

 

 

音楽理論を覚えることによって、今までコピーしてきた曲のキーがなんだったのか、

コード進行はどういったものだったのか、

といった分析ができるようになります。

 

 

 

そして、スケールを覚えることにより、今までコピーしてきた曲(ギターソロ)が

どんなスケールのどこのポジションを使って構築されているのかを知ることが出来ます。

 

 

③コピーして覚えたフレーズを別のキーでも使えるようにする

フレーズをコピーしてフレーズも分析した

 

 

ここまできたら他のキーや、他のバッキングトラックでも覚えたフレーズを弾けるようにしましょう。

Amのフレーズを覚えたら、BmやEm、テンポや曲調が違うバッキングなどいろいろなバッキングを試してみてください。

 

これらのことをたくさんやっていくことによって、自分の中のフレーズの引き出しが増えていき、

必要なときにさっと演奏をすることが出来るようになります。

 

 

近道をしようとして、フレーズ集だけ練習してみよう!などですと

フレーズは覚えられても「そのフレーズをどこに配置すればかっこよく響くのか?」

ということがわかりません。

 

 

1曲丸ごとコピーすることによって、曲の起承転結も学べますし、どんな位置にそのフレーズを弾けばいいのかを覚えることが来ます。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は「アドリブが出来ない!そんな方の間違った練習方法」としてお話を進めてきました。

 

 

なかなかアドリブが上手くならない、という方は「自分が今どんな練習をしているのか」ということを考えてみてください。

 

 

そして、騙されたと思って今回ご紹介した手順でアドリブの練習をおこなってみてください。

今より効率よくアドリブがマスターできてくるはずですよ!

 

 

文章だけでは伝わらない部分もあるかと思いますので、よろしければミュージックアカデミーRootsの体験レッスンにぜひ足を運んでみてください。

もっと細かいところまでお話がでいると思いますよ!

 

体験レッスンのお申込は、下の「体験レッスンはこちら」のボタンよりお願いします。

 

 

それではみなさんとレッスンでお会いできる日を楽しみにしております。