大人からギターを始めたら遅い?800日弾き続けた男の結果がこちら
おはようございます・こんにちは・こんばんは、愛知県安城市 JR安城駅徒歩1分のギター教室MusicAcademyRootsです。
当ギター教室は30代から60代の方にも多くご利用いただいておりますが、そんなみなさんが体験レッスンの際に気にされていることがあります。
【今から始めても弾けるようになりますか?】
ギターというと高校生など若い頃に始める方が多いイメージだからでしょうか。大人になってからでは上手くなれないのではないかと不安に思われる方が多くいらっしゃいます。
もちろんギターは練習すればその分だけ弾けることが増え、楽しいことも増える楽器です。ただやり方を間違えてなかなか前に進むことが出来ないという方も多くいるのが実情なので、日々の練習のやり方だけは正しい方法を身につけていただきたいとは思っています。
とは言うものの、【大丈夫!】なんて言われたって根拠もないですしただのお世辞・帝のいい励ましに思えてしまう方もいらっしゃると思います。
ではうえの動画をぜひご覧ください。まだまだ道半ばではありますが左利きでギターを弾く私の姿が入っています。
私は最初から左利きだった訳ではありません。ギターに出会った中学生の頃から20数年間ずっと右利きでギターを弾いてきました。ライブもサポートの演奏仕事もギターレッスンも右利きギターで演奏してきました。
ではなぜ今は左利きでギターを弾くのか?
私は2021年7月に脳の神経疾患である局所性ジストニア(フォーカルジストニア)という病気と診断されてしまいました。
局所性ジストニアは楽器演奏、書字、スポーツなど特定の動作中に起こる不随意運動(筋肉のこわばり、異常姿勢や粗大な震え)であり、正確性・俊敏性を要する動作の反復練習により発症します。 しかしながら、病態に関してはまだ不明な点が多く、現在も多くの研究が行われています。
私の場合は病気のせいで弦を押さえる左手中指が上手く動かすことができなくなり、本来の能力での演奏が困難になってしまいました。現在でも研究が続けられている病気で、未だに根本的な治療法が確立されていません。
幸いギターという楽器の特性上、右手と左手で担っている役割が違うことが左利きに切り替えれば病気の症状はでません。そこで右利きでの演奏を捨て、いちから左利きでのギター練習を始めました。35歳の時に病気が発覚。そこから左手で練習を始めて約800日が過ぎた頃の演奏が動画内での演奏なのです。
練習を始めた当初はみなさんと同じく弦を押さえると指が痛くなるし指定された弦を的確に弾くのも難しい。ピックを持つことすらおぼつかない状態でした。
そこから800日継続したらここまで弾けるようになりました。大人になってからでも弾けるようになりました。あとはやるかやらないかだけです。当ギター教室のレッスンでは、私が再度いちからギターを練習してきたことで得ることが出来た経験と知識を使ってレッスンをおこなっています。
もし今からでもギターを楽しみたいと思ってくださる方がいらっしゃれば一緒に練習していきましょう!