gfcのギターを5ヶ月使った感想と思う事┃GuitarFactory┃Futra┃安城市ギター教室Roots
おはようございます、愛知県安城市 JR安城駅すぐのギター教室Rootsです。
最近SNSでも話題沸騰中のメーカー”Guitar Factory”が手掛ける2つのギターブランド【gfc】【Futra（フュートラ）】を今回はとり上げていきます。
私も2023年の12月にgfcのレスポールタイプのギターを手に入れて現在使用しています。
手に入れた当初に公開したレビュー動画はこちら。Gibsonとの弾き比べやサウンドチェックもやっているのでこちらも参考にしてみて下さい。
そして今回は実際に5ヶ月gfcのギターを使用して感じたことをまとめてみたいと思います。
ギターファクトリーのギターって本当にそんなにいいの？どうなの？と思っている方も多くいらっしゃると思います。この記事と動画がギター選びのお役に立つことができれば幸いです。
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ハイエンドギターとは？
まずSNS、特にXでは【ギターファクトリーのギターはハイエンドギターなのか？】という話題で盛りあがってますが、本当にハイエンドギターとカテゴライズしていいギターなのでしょうか？
ハイエンド（High end）とは、高性能、あるいは高級であることを意味する言葉のようです。ラインナップの中で最も性能が良く、機能も充実した最上位モデルの製品。
ギターにおいては高級な材や高級なパーツを使い、丁寧に作り込んだギター、高性能なギターのことを指すなのではないかと個人的には考えています。
Suhr・TOM ANDERSON・James Tyler、日本国内だとKz Guitar WorksやFreedom Custom Guitar Researchなどがハイエンドギターに当たるのではないでしょうか。
どれも販売価格が数十万円～の高級ギターを扱うブランドです。そしてモデルにもよりますがどんな現場・ジャンルでも対応出来る性能を持ち合わせていますよね。
これらの理由からgfcやFutraをハイエンドギターにカテゴライズするのは難しいのではないかと考えます。
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土俵が違う
そもそもハイエンドと比べるのがお門違いです。
僕が5ヶ月使用しているgfcのレスポールタイプ。2024年5月現在で59,400円です。他のギターも2万円台～7万円台を中心に取り扱っているブランドです。Futraに至っても4万円台～7万円台です。
数多くのラインナップのギターを取り揃えており、この価格帯で提供できるというのはとてもすごいことだと思います。ですがこの価格帯のギターと数十万円もするハイエンドギターを比べること自体が少し変な気がしませんか？
この価格帯のギターを購入されるのは恐らく、初めてギターを購入される方や2本目のギターなどまだギター経験が浅い方。趣味のギターにそこまでお金をかけられない方などがターゲット層になるかと思います。
ハイエンドギターとギターファクトリーのギターではターゲット層が違いますよね。
｢安いから駄目｣とか｢ハイエンドが最高｣とかそういうことではなく、そもそも土俵が違うから比べられないのです。
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サウンド
ここからは私がgfcのレスポールタイプのギターを5ヶ月使った感想になります。あくまで主観ということ、今所持しているgfcのレスポールタイプでの感想となります。
サウンドについてはすっきりした音だなという印象です。サラッとシャキンとした音。
このサウンド傾向は安価なギターによくあるのですが、私が昔メインで使っていたFender Mexico RoadWornのストラトキャスターを気に入って使っていましたが同じようなサウンド傾向でした。
これはこれで気に入っていたのですが、CustomShopなどの高級な部類のストラトと比べると太さや厚みが明らかに異なりました。
好みの問題ですのでこれはこれでありだし、このサウンドが合う場面もあると思います。
ただヴィンテージテイストとかリッチなテイストはないです。元々そこを狙って作られてないと思いますのでのれは当然のことかと納得です。
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作り込み
日本人が気にするギターの作りの善し悪しですが｢この価格帯のギターにしては良い｣と思います。
塗装のムラもなく綺麗なボディカラーですし、安価なギターにありがちなフレットの端のバリもしっかりヤスリがけされておりギタープレイに支障をきたすことはありません。
もちろんフレットの浮きもありません。
またハードウェアやピックアップなどは有名メーカーのパーツを使用されていませんが、これも販売価格を考えれば当然なことかと思います。
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唯一気になる点
ここまで色々書いてきましたが最後に気になる点を。
これも安価なギターにはありがちな問題ですがネックが反りやすいと感じます。
このギターを手に入れてから5ヶ月。その間に3回ネックの調整しいます。逆ぞりしてフレットに弦が触れてしまい演奏に支障をきたします。
この価格帯のギターを購入される方の層を考えると、ネック調整のことを知らない方も多いのではないかと思います。
その為もう少しメンテナンスフリーで使えるとギター初心者の方も使いやすいかのではないかと思いました。
ちなみに、価格帯が違うので比べるのもおかしな話ですが、メインで使用しているGibson LesPaulは新品購入から1年半の間、毎日ガシガシ弾き倒していますがネック調整ゼロ回です。
←Gibson →gfc
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ギターファクトリーの強み
初めてギターを買う方や2本目のギター探してる方で尚且つ好きなビジュアルのギターが欲しい方にはささるのではないでしょうか。
私が所持しているgfcのギターは画像で分かる通り木目がよく出ていてとても美しいギターです。ここまでのキルデッドメイプルを使ったギターを購入しようと思うとかなり高額になるでしょう。それが6万円弱で手に入る。
これはギターファクトリーの強みですよね。
レスポールタイプの他にもストラトタイプ、テレキャスタイプはもちろん、ヘッドレスギターや多弦ギターまで数多くのギターがラインナップされています。
憧れのギターはあるけど高くて買えない、こんなことはよくあります。美しい木目のギターが欲しい方や憧れのギターに近いギターが欲しい。でも予算がさほど取れないという方には嬉しいギターなのではないでしょうか。
あとセミオーダーで色やボディ材が選べるというのも楽しいオプションですよね。
また左利き仕様のレフティギターもアップチャージなしで作ってくれるます。左利きギター自体、世の中に少ないのでこれはとても嬉しいですね。
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