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フロイドローズ搭載エレキギターのメリットとデメリット

2024/08/30

おはようございます、愛知県安城市 JR安城駅すぐのギター教室Roots、中前議晴(ナカマエ ヨシハル)です。    

 

 

今回は生徒の方からご質問をいただいたフロイドローズ搭載ギターについてまとめていきます。

 

 

エレキギターに搭載されるフロイドローズ(Floyd Rose)トレモロシステムは、その特有の機能と性能から、多くのギタリストに支持されています。フロイドローズは特に、ダイナミックなトレモロプレイや過激なアーミングアクションを好むギタリストに愛用されています。その一方、ギター初心者には少し取っつきにくいタイプのギターともいえるかもしれません。

 

 

ここでは、フロイドローズ搭載のエレキギターの利点と欠点を詳しく説明し、それを愛用する著名なギタリストについても触れてみましょう。フロイドローズ搭載ギターの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

 

フロイドローズとは

フロイドローズは、Floyd D. Roseによって1979年に発明されたロッキングトレモロシステムです。このシステムは、弦を弛めたり引き締めたりするトレモロアクションを行っても、チューニングの安定性を保つことができるように設計されています。これにより、過激なアーミングプレイでもチューニングが狂いにくいという大きな利点があります。

 

 

フロイドローズのメリット

 

  1. 優れたチューニング安定性

    • フロイドローズの最大のメリットは、激しいトレモロアクションを行ってもチューニングが狂いにくいことです。ロッキングナットとブリッジの両方で弦を固定することで、弦が滑ることを防ぎ、安定したチューニングを維持します。
       
  2. 豊かなトレモロアクション

    • フロイドローズシステムは、広範囲なトレモロアクションを可能にします。弦を大きく弛めたり引き締めたりすることで、ダイナミックなサウンドエフェクトを生み出すことができます。これにより、演奏の表現力が大幅に向上します。
       
  3. 長寿命

    • 高品質な素材と精密な設計により、フロイドローズシステムは非常に耐久性があります。適切にメンテナンスを行えば、長期間にわたって安定した性能を発揮し続けます。


       

フロイドローズのデメリット
 

  1. セットアップの難しさ

    • フロイドローズシステムのセットアップは非常に複雑で、初心者には難しいと感じることが多いです。弦の張力とスプリングのバランスを適切に調整する必要があり、これを誤るとトレモロアクションやチューニングに影響が出ます。
       
  2. メンテナンスの手間

    • フロイドローズは定期的なメンテナンスが必要です。弦の交換やブリッジの調整、ロッキングナットのチェックなど、細かな部分に気を配る必要があります。特に弦の交換時には、ブリッジの再調整が必要となることが多いです。
       
  3. 重量の増加

    • フロイドローズシステムは、通常のブリッジシステムに比べて重量があるため、ギター全体の重量が増します。これにより、長時間の演奏時には肩や背中に負担がかかることがあります。
       
  4. コスト

    • フロイドローズ搭載のギターは、一般的に価格が高めです。また、メンテナンスや交換パーツのコストも他のブリッジシステムに比べて高くなる傾向があります。特に初心者にとっては、初期投資が大きな負担となることがあります。
       
  5. チューニングの変更が難しい

    • フロイドローズシステムでは、チューニングの変更が難しいです。例えば、ドロップチューニングやオープンチューニングに変更する場合、ブリッジの再調整が必要となります。これには時間と技術が必要で、迅速に行うことが難しい場合があります。近年はチューニングを変えて演奏されている楽曲が多くなったため、1本のギターで色々なチューニングの曲を演奏しようと思うと、毎回セッティングを変更しなくてはいけないのでかなり手間に思えるかもしれません。


       

フロイドローズ搭載ギターを愛用するギタリスト
 

フロイドローズシステムは、多くの著名なギタリストによって愛用されています。以下は、その中でも特に有名なギタリストたちです。
 

  1. エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)

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    • エディ・ヴァン・ヘイレンは、フロイドローズシステムを普及させたギタリストの一人です。彼のダイブボムやトレモロアクションは、フロイドローズなしでは実現不可能だったでしょう。
       
  2. スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)

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    • スティーヴ・ヴァイもまた、フロイドローズシステムを駆使して高度なトレモロテクニックを披露するギタリストです。彼のエクストリームな演奏スタイルには、このシステムが欠かせません。
       
  3. ジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)

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    • ジョー・サトリアーニは、フロイドローズを用いた滑らかなトレモロアクションで知られています。彼の演奏は、フロイドローズのチューニング安定性によって支えられています。


       
  4. ダイムバッグ・ダレル(Dimebag Darrell)

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    • パンテラのギタリスト、ダイムバッグ・ダレルもフロイドローズの愛用者であり、彼の激しいプレイスタイルには、このシステムが必須でした。


       

まとめ

フロイドローズ搭載のエレキギターは、優れたチューニング安定性と豊かなトレモロアクションを提供する一方で、セットアップやメンテナンスの難しさ、重量の増加、コストなどのデメリットもあります。そのため、自分のプレイスタイルや目的に応じて、フロイドローズが最適かどうかを慎重に判断することが重要です。

 

フロイドローズを上手く活用できれば、演奏の幅が大きく広がり、より高度なテクニックを駆使した表現力豊かな演奏が可能となります。また、エディ・ヴァン・ヘイレンやスティーヴ・ヴァイのような著名なギタリストが愛用していることからも、このシステムの実力と魅力が伺えます。

 

 

今回の記事が、フロイドローズ搭載ギターの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

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